長編アニメーション賞に日本からスタジオジブリの『かぐや姫の物語』がノミネートされ、2015年の米国アカデミー賞に対する関心が盛り上がっている。本作の監督である高畑勲氏とプロデューサーの西村義明氏が、2月22日にハリウッドのドルビーシアターで開催される米国アカデミー賞授賞式に出席する予定だ。スタジオジブリのアニメ映画では、過去に宮崎駿監督の3作品『千と千尋の神隠し』が2002年、『ハウルの動く城』が2006年、『風立ちぬ』が2014年にノミネートされている。このうち『千と千尋の神隠し』が見事受賞に輝いたのはよく知られているところだ。しかし、いずれの際も宮崎監督の渡米はなかった。今回は長編アニメーション部門で日本の監督が初めて姿を見せることになる。『かぐや姫の物語』は国内では2013年11月に公開されヒット作となったが、米国ではGKIDS配給により2014年10月17日に公開した。都市部の中心の限定公開ということもあり、興収は現在まで65万ドルにとどまっているが、評論家、そして作品を見た観客から圧倒的な高い評価を受けている。これまでにロサンゼルス映画批評家協会賞やボストン映画批評家協会賞を受賞している。それだけに『かぐや姫の物語』は受賞の有力候補ともされているだけに、多くの期待が高まりそうだ。日本を代表する監督である高畑勲氏がレッドカーペットを歩く姿などが世界のメディアに届けられることになりそうだ。長編アニメーション賞には、『かぐや姫の物語』のほか『ベイマックス』『The Boxtrolls』『ヒックとドラゴン2』、『Song of the Sea』がノミネートされている。最有力ともされていた『LEGO ムービー』がノミネート段階から脱落し、賞レースは予断を許さない。2014年には宮崎駿監督が、米国アカデミーの名誉賞を受賞したばかり。スタジオジブリとその監督がまた大きく注目されている。
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